今回残念なのは、マガジン本誌の印刷が粗かったことです。線がにじんで画面が汚れてしまいました。
私が偶然そういう本を選んだのかもしれませんが……
今回は考察メインで
・ネギ動く?
16巻収録分4話目の今回、ようやくネギは決心がついたか。
これからあのおチビさんの正体を暴いて、ネギがパーティと合流、脱出して、刹那と楓とも合流して、世界樹の魔力とカシオペアで最終日に戻る……あっさり戻れるとは思えませんが(汗)
本当に16巻全体をかけて、「なくす未来」を丁寧に描くのでしょう。
なくなる未来……ガンドルフィーニは飲んだくれる未来、刀子さんの結婚への道が閉ざされた未来、高音の将来が閉ざされた未来……
超一味がいない未来、みんなが魔法を知ってる未来、夏美がパンチラした未来(爆)……すべてもとの世界へと
・夕映とハルナのアーティファクトが活躍
まずは夕映の「世界図絵」は、一般的な「魔法教本」でなく、「自動改訂する魔法学体系」というものすごいデータベースであると判明。このアーティファクトの有用性も高いですが、すでに使いこなしている夕映の能力、これも特筆に価します。
各種攻撃魔法の詠唱呪文などがあるなら、ネギにとっても有効なアーティファクトとなるでしょう。
当初から「幻術」の可能性を疑っていた夕映が、明日菜の「マジックキャンセル」能力を活用し、窮地を打開。
明日菜としては初の名称付必殺技「無極而太極斬」。狙った効果はおそらく魔力障壁の「無効化」、あるいは咸掛法を構成する「魔力」の「無効化」でしたが、それが効果を示さなかったことで夕映は幻術を確信しました。
一方でハルナは「剣の女神」とこちらも完全に使いこなしています。
今回は相手が幻術と言うことでその物理攻撃力に少しの疑問が残るものの、ある種「何でもアリ」なアーティファクトです。
しかしこのアーティファクトはハルナの超人的画力があってこそ、ルール違反のような能力となるのです。
今回ハルナは高速でペンを走らせるだけでなく、苦手な「は虫類」に惑わされずに、立って攻撃をかわしながら、「剣の女神」を描ききりました。「落書帝国」よりも驚くべきはハルナですね。
もちろん夕映も常人離れした機転を持っています。
短時間に幻術を解く方法を見出し、明日菜に作戦を授け、最後には明日菜の「ハマノツルギ」を介して幻術を打ち破る。戦闘の経験がないにも関わらず、お見事です。
つまり2人のアーティファクトは確かにすごいが、2人そのものがもっとすごいということです。
・幻術なのか?
そもそもこの「おチビさん」がネギパーティに図ったこの状況は「幻術」なのか。
前回、カモは「幻術なら姐さんが気付いてくれるはずだ」といって、夕映の「幻覚を見せられているとか」という疑問を否定しました。
しかし今回の状況は、夕映が断言したとおり「幻覚」でした。「おチビさん」がその「幻覚」を発動させたことは状況から明らかです。
明日菜の「マジックキャンセル」は何でもかんでも無効化するものではなく、「明日菜が有用だと思った魔法以外」を無効化する能力とされています。それは「シス・メア・パルス」や「活力全快」などの魔法が効果を示したことから把握できます。
カモは明日菜の能力がそのようなものと考えていたから、「幻術魔法」がしかけられれば明日菜が防いでくれると思ったのでしょう。
しかして実態は違いました。
これは「マジックキャンセル」がカモの考えていた能力とは若干違っていたわけです。
「明日菜が有用だと思った魔法以外」とありますが、この文章は少々状況的に正確とはいえません。
正しくは「明日菜にとって害のある魔法を無意識的に判断して無効化する」能力なのでしょう。
こう解釈すれば、明日菜が「害があるかわからない幻術」に対して能力が作動しなかった理由がたちます。幻術は直接明日菜に危害を与えるものではないからです。
今回の状況以外にも、1巻でネギの杖に乗れなかったのは明日菜が「飛んで落ちたら危ない」と思ったからと解釈できます。
また「真・ハマノツルギは相手にも自分にも危ない」と普段思っており、その無意識下の危険意識が戦闘時の集中によって途切れたときのみ「真・ハマノツルギ」が具現化する……だから「ハマノツルギ」は形態を安定できないと考えられます。
今回はらせん階段をひたすら下りるという、「ハイウェイ・ヒュプノーシス」現象が起こりかねない状況下でさらに幻術が仕掛けられ、明日菜はそれが「害ある魔法」かどうかも判断することもなく、術中に陥ったということなのです。
以上で今週の感想(?)はおわりです
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